組手

空手の初心者が試合で勝つために最初に身につける技

[box class="green_box" title="悩み事"]

  • 組手の試合でなかなか勝つことができない
  • 技が決まったと思っても、なぜかポイントにならない
  • 接戦になると負けてしまう

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「空手の組手試合に出場しても勝つことができない」と、このように悩んでいませんか?

実は、この記事で紹介する「最初に覚えるべき技」をしっかりと身につければ試合での勝率が上がります。

なぜなら、僕が指導する小学生たちにこの技を覚えてもらうと、今まで勝てなかった子どもたちが試合で勝利したり、ポイントを取ることができるようになったからです。

この記事では、空手の初心者で勝つために最初に身につける技を一つだけ紹介して、その使い方と応用方法をご紹介します。

技をしっかりと身につけることで、試合でポイントを取ることができるようになって、試合での勝率がグッと上がります。

最初に覚える技は中段逆突き

空手で勝つために一番最初に身につける技は「中段逆突き」です。

空手歴の浅い場合、まずはひたすら中段逆突きだけを練習してください。

上段ではなく中段であることが大切です。

たったこれだけで試合でポイントを取ることができるようになります。

中段逆突きを覚える理由

なぜ中段逆突きを覚える必要があるか疑問ですよね?

今からその理由を解説します。

逆突きは一番使われる技

逆突きは空手の組手試合で最もよく使われる技です。

世界で活躍している荒賀龍太郎、西村拳、アガイエフの一流選手の組手を見ても逆突きはよく使われています。

つまり、逆突きを覚えることは空手の王道と言えます。

中段逆突きは攻撃にも防御に使える攻守バランスに優れた技

中段逆突きは攻撃と防御の両方に使えるバランスに優れた技です。

中段逆突きを身につけることができれば、攻撃と防御のバリエーションが一気に増えて試合運びが有利になります。

中段逆突きを攻撃で使う

中段逆突きを攻撃で使う場合、相手の間合いの外から飛び込んで使ったり、ワンツーの二本目に使うことができます。

つまり、単発でも連続技でもどちらでも使うことができます。

中段逆突きを防御で使う

防御で使う場合は、カウンターで使います。

相手の攻撃をさばいてから突く、相手の攻撃を間合いを外してから突くなどの使用例があります。

中段逆突きには突きのすべての要素が詰まっている

中段逆突きには空手の突きのすべての要素が含まれています。

つまり、中段逆突きを練習することはその他の突きのレベルアップに繋がります。

どのような要素が含まれているか紹介します。

空手の逆突きの間合いを10センチ伸ばすコツと具体的な練習方法

踏み込み要素

中段逆突きを覚えると踏み込みが上達します。

中段逆突きを攻撃に使う場合、前足での踏み込みが必要です。
相手の間合いの外から一気に間合いを詰めるので、50センチから100センチほど強く踏み込む必要があります。

この踏み込みは刻み突きにも使うことができます。

踏み込みが弱い中段逆突きは技が浅くなりポイントにならないので、練習ではしっかりと踏み込む練習をすることができます。

技の極めの要素

中段逆突きは鋭い腰のキレを使って技を極めます。

また中段を突くことは上段を突く場合と比較して、腰の可動域を最大限まで使うことができます。

中段逆突きを練習することは突きに必要な腰の入った突きを身につけることができます。

中段逆突きの使い方

中段逆突きを身につけると組手のバリエーションが増えて、試合運びが有利になります。

中段逆突きの試合での具体的な使い方をご紹介します。

飛び込んで使う

これは最も基本的な中段逆突きの使い方です。

相手の間合いの外から、飛び込んで中段逆突きを使うことができます。

植草歩が得意にしています。

植草歩はかわいい女子空手家。性格もかわいいし、空手の実力は世界一

ワンツーで使う

刻み突き・逆突きのワンツーの二本目に使います。

ワンツーの一本目は相手の間合いを詰めるために使用し、二本目でポイントを取りに行きます。

ツーステップで間合いを詰めるので、より遠くから突くことができます。

海外選手が得意としています。

空手の組手のワンツーのコツとは?上達する方法は?練習方法は?

カウンターで使う

前拳で相手の技をさばいた後の返しとして逆突きを使います。

受けと攻撃のタイミングはほぼ同じにします。

荒賀龍太郎が得意としています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

組手でポイントが取れなくて勝てないと悩んでいる方に向けて、最初に覚える技を紹介しました。

一番最初に覚える技は中段逆突きです。

中段逆突きは攻守に使える万能タイプの技です。

逆突きを覚えることは組手試合のバリエーションを増やすことに繋がります。

また、逆突きには空手の突きのすべての要素が詰まっているので。中段逆突きの練習はその他の突きのレベルアップにも繋がります。

限られた時間の中ですべての技を練習することは不可能です。

試合に勝つためには、何が必要で、何を練習するか考えることが大切。

中段逆突きを身につけることは空手の勝利につながる最短のステップなのです。

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