空手には2つの構え方があります。
左手と左足を前に出して構えるオーソドックススタイル。
オーソドックススタイルは右構えとも呼ばれます。
もう一つは、右手と右足を前に出して構えるサウスポースタイルがあります。
サウスポーは逆体とか逆構えや左構えとも呼ばれます。
空手の組手の試合で自分が右構えのとき、相手が左構えのサウスポーだととても組手がやりづらいです。
いつもの力が十分出せなかったりしますよね。
オーソドックスに構えている松久選手(青)とサウスポーの松崎選手(赤)の試合の動画でも分かるように、松久選手がとてもやりにくそうに試合をしています。
今回は空手の組手のサウスポー対策をご紹介。
まずは結論です。
[box class="blue_box" title="サウスポー対策"]
- 前拳で相手の前拳を抑えて左に回る
- 相手の前足の外側に踏み込む
- 相手の刻み突きのカウンターを取る
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それでは早速詳しく見ていきましょう。
前拳で相手の前拳を抑えて左に回る
サウスポーと組手をする時、一番厄介になるのが相手の前拳です。
自分の左手の前拳と相手の右手の前拳が一直線上にあるので、刻み突きをしようと思っても、相手の前拳が邪魔で突く事ができません。
一体どうやって攻めればいいのか?
サウスポーの相手には左に回り込みながら攻めること。
その時のポイントは相手の前拳を自分の左手でカバーしながら回り込むことで、相手の前拳が出ない状態で動くことができます。
相手の前足の外側に踏み込む
サウスポー相手に組手をする時に足を踏み込む位置も注意が必要です。
自分の前足を踏み込もうと思っても、相手の右足がすぐ前にあるのでなかなか踏み込めません。
相手の前足の前に踏み込むと間合いが届かないので、内側か外側のどちらかに踏み込むことになります。
サウスポー相手に踏み込む時には絶対に外側に踏み込んでください。
相手の内側に踏み込んでしまうと、簡単に相手に足払いをされてしまいます。
その他に、出した突きを簡単に捌かれてしまうので、いいことはひとつもありません。
一方で、相手の外側に踏み込めが、相手の前拳を抑えながら技を出すことができます。
前拳を抑えることで相手は、次の技を出すことができなくなります。
相手の刻み突きのカウンターを取る
サウスポーの選手は刻み突きを得意とする選手が多数います。
いくつか理由が考えられますが、ひとつは自分の利き腕である右手で突くので力強くて正確に技が出せるということ。
もう一つは、相手に近い方の手なので技を技を当てやすいことが理由です。
サウスポーの選手と試合をしたことはわかると思いますが、サウスポーの選手は刻み突きを良くしていたと思います。
その刻み突きに対してカウンターが出来るように対策をしておくことがサウスポー対策です。
この時も相手の左側に回り込むようにして、カウンターをします。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
空手の組手の試合のサウスポー対策をご紹介しました。
空手で相手がサウスポーだととても試合がやりにくいですが、その対策をしっかりと練習すれば対応できます。
[box class="blue_box" title="サウスポー対策"]
- 前拳で相手の前拳を抑えて左に回る
- 相手の前足の外側に踏み込む
- 相手の刻み突きのカウンターを取る
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組手の練習をする時は意識しながら取り組むとレベルアップすることができます。
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