お久しぶりです。オレ流空手のU-jinです。
しばらく更新が止まっていたので、心配した方もいると思います。
オレは元気です!
今年の新しい取り組みとして、同じ型をひたすら練習し続けるということに挑戦します。
年齢も30代後半になってくると、空手へのモチベーションの維持の方法や、目標の定め方がわからなくなってくるのは結構ある話。
オレももちろん同じで、マンネリしているという事実があります。
道場では子どもたちに向かって
「目標を持って取り組みなさい!」
と伝えています。
が、そんなこという先生はどんな目標があるのか?と疑問に思われているかもしれません。
子どもたちの見本になるべく、今年の目標ということで「一つの型を稽古し続ける」ということを決めました。
稽古する型は「十手」
オレは松濤館流の空手を稽古しているので、稽古する方はもちろんその流派の型。
そこでオレが選んだ型は、「十手」です。
松濤館流の空手では、慈恩、エンピ、観空、などを目にする機会が多いと思いますが、十手はあまり馴染みがないという印象でしょうか。
そんなマイナーともいえる型(個人的主観です)である十手を今年一年で稽古し続けることにしました。
十手の型の特徴
十手という型はこちらの動画で確認してください。
十手は松濤館流空手の基本かつ特徴的な立ち方である「前屈立ち」と「騎馬立ち」と「後屈立ち」で構成されている力強い型です。
松濤館流の基本動作を正しく身に着けていれば、十手を学ぶことができます。
十手の特徴は、騎馬立ち状態で両手を上げての旋回動作だろう。
オレはこの動きは十手以外の型では見たことがないです。
後半からは、対武器の動きとして、棒を想定しています。
棒を持った相手との攻防で、棒を取っての動きがあります。
同じ型を練習するとどうなるか?
ここからはオレの予想であり、完全なる主観です。
オレはしばらく十手という型を練習し続けるわけだが、同じ型を稽古し続けるとどうなるかを考えてみます。
- 効率的に空手の稽古ができる
- モチベーションを維持できる
- 上達がはっきりと分かる
- 空手について深く理解できる
それぞれについて解説します。
効率的に空手の稽古ができる
みなさんは一回の空手の練習時間はどれくらいですか?
高校や大学の部活と違って、社会人になると仕事の合間に空手の練習をしているはずです。
仕事や家庭の関係もあるので、一回の空手の稽古時間は1時間程度ではないでしょうか。
空手の稽古が週に2回とすれば、一ヶ月の練習時間は10時間にも満たないです。
決して十分とは言えない空手の練習をどれだけ濃密にするかが、空手の上達を左右すると思っています。
同じ型を練習し続けることで、空手の稽古でやることとやらないことを明確にして集中して練習することができます。
選択と集中ってことです。
モチベーションを維持できる
なぜか大人になると空手の大会への出場も遠慮し、昇段試験へのモチベーションも低下します。
そんな中でも、同じ型を練習することはモチベーションの維持につながると思っています。
そもそも、モチベーションとは目標がなくなったときに低下しがちです。
大会へも出場しない、試験も受けないとなればなんのために空手を練習するのかわからなくなってきます。
「今年は十手を極めてやる!」と決めることでモチベーションを高く維持することができます。
上達がはっきりと分かる
点数で結果がわかる学校のテストと違って、空手の成長度合いは評価が難しいですが、同じ型を練習し続けることは成長をはっきりと確認することができます。
今の状態で十手の型を動画で撮影しておきます。
数カ月後に、同じ型の動画を撮って、それを比較することで上達具合が簡単に見ることができます。
今の時代、スマホがあれば簡単に動画が撮影することができるので、上達を知る有効な方法です。
空手について深く理解できる
同じ型をひたすら練習すると、この動きの意味は?体の使い方は?など様々な疑問と考えが出てきます。
どんな相手に対しての攻防なのか?
どんな応用ができるのか?
空手はただ動きを身につけるのではなく、その動きがどういった意味を持っているかを考えることが上達の近道です。
同じ型を稽古し続けることで、職人のように空手を深く理解して極めることにつながっていきます。
何事も続けることが大切
人間というのは、とても怠け者なので新しいことはすぐに辞めたくなるという性質があることを理解しています。
毎日に日記をつける!とか、ダイエットする!という決意を固めてもそれを継続できる人はほとんどいません。
しかし、自分の目標や夢を叶えるためには、続けることしか方法はありません。
どんなに才能があっても練習を続けなければなんの意味もありません。
「本気出せばできる!」という人もいますが、そういった人の本気は見たことがありません。
つまり、本気出せばできるというのは単なるいいわけです。
人間、年をとってくると新しいことはやりたくありません。
新しいことは面倒だし、失敗すると恥をかいてしまいまう恐れがある。
しかし、前に進んで成長するためには、目標をもって練習を続けること。
そんな思いで、オレは空手の稽古で【十手】を練習し続けます。