【パワハラ問題】今度は空手!植草歩と香川政夫のパワハラ騒動の原因とは?

植草歩選手が恩師である香川政夫氏からのパワハラについて刑事告訴したというニュースが空手界を走った。

植草歩パワハラ問題 空手連盟「コメントを差し控える」発言を連発し退場

近年、空手だけでなく、柔道、相撲、野球など指導者による行き過ぎた指導方法が問題になっています。

空手は武道なので厳しそうなイメージを持つ人も多いと思いますが、私が長年空手界にいた経験をもとに空手界の指導方法について説明します。
そして、今回のパワハラ問題について考えてみます。

植草歩選手と香川政夫氏は師弟関係

植草歩選手といえば、空手界を牽引する人気選手だ。
こちら「空手界の美女は誰?かわいい空手女子選手をご紹介」の記事でも書いたように、植草歩選手は人気が高い。
植草歩選手は千葉県出身で帝京大学出身だ。

香川政夫氏とは大阪出身の空手家で、全日本空手道連盟理事、全日本空手道連盟公認八段。日本空手松涛連盟九段・首席師範。帝京大学空手道部師範だ。

二人の関係は、帝京大学での選手と指導者の関係だ。
こちらの動画でもあるように、香川政夫氏から指導を受ける植草歩選手がいる。

植草選手が指導者である香川政夫氏の指導方法がパワハラに当たると刑事告訴したことは、私だけでなく空手関係者は驚いただろう。

選手は空手の指導者は怖い

私も長年空手の世界にいるが、強い選手がいる大学や団体の指導者は怖いです。
この怖さというのは、指導者が強くて厳しいからだ。

空手の指導者とは元々空手経験者であり、数多くの実績を残した有名選手だ。
そのような選手が年齢があがり競技生活を終えて、指導側に回ることはよくある話だ。

そのため、指導者の実力がエグいほど高いのだ。現役よりも体力が衰えたといえ、空手の実力は選手よりも高いことが多い。
そのような指導者から指導をうけるので、選手は指導者の実戦経験に基づいた指導を受けることができる一方で、絶対に負けるという圧倒的な支配感を持っている。

空手の指導で熱が入ってくると、指導者も厳しい口調や態度を取ることがある。
こんなときに、一抹の恐怖感を感じる選手も少なくない

空手の指導方法は精神論が主体になっていた(過去形)

空手は武道だ!
精神力が大切だ!気合だ!!
まずは正拳突き1000本!!!!
体が動かない?そんなのは気合がないからだ!!!

空手の稽古と聞けばこのようにイメージする人もいるだろう。
実際このように考えて指導している指導者も一定数存在している。

気合を出していれば強くなれる!と信じてただがむしゃらに稽古をしてしまっている。
気合を出すことによって、「疲れた。」とか「もう休みたい」というネガティブな気持ちを払拭することはできる。
筋トレの世界でも、高負荷をかけなることが筋肥大の大切な要素なのでトレーナーによって追い込んで貰う必要はある。
しかし、それは科学的な根拠に基づいて「筋肥大」を目的とした追い込みだ。

筋トレのようにハッキリとした目的があればいいが、空手の場合単なる精神論になってしまっている場合が多い。

余談だが、真冬の海に入って空手の正拳突きを行っている映像を見たことがあるだろう。
あれは何のためにやっているのか個人的に理解できない。
こちらの記事でも書いたように、(足が冷たい!真冬の空手の練習に必須アイテムのご紹介)ただでさえ冬の練習は足が冷たくて大変なのに、海に入って練習する意味はない。
稽古初めであれば、海に入る必要はなく道場の練習でいいはず。
さらにその様子をテレビに取材してもらって放送するとなれば何のための練習なのだろうか?

このあたりからも、世の中全体が空手=精神力が鍛えられると誤解している根拠といえる。

科学的根拠に基づいた指導が必要

スポーツと筋肉の動きがある程度わかってきているので、能力向上のためには科学的根拠に基づいた指導方法が必要だ。
空手の試合で勝つことを目的とした練習と、空手を武道として考えた場合の実力は違っている。

空手の試合では審判の判定によるポイント勝負なので、ポイントを取るための練習方法が必要になる。
一方、空手を武道とした実力とは瞬時に動くことができるようにすることだ。

どんな能力を高めるためるのか?
その能力を高めるためにはどんな練習方法が必要なのか?
その練習方法は最適なのか?

先生がやれといったからやっている。という指導者から生徒への一方的なコミュニケーションではなく、お互いが納得した上で練習することが大切だ。

香川政夫氏の練習方法では組手の実力は身につかない

今回の問題となった植草選手と香川政夫氏との練習内容について考えてみる。

組手の距離感を養うために竹刀を使っていると報道されている。
こちらの動画でもあるように、香川政夫氏はたしかに竹刀を使っている。

実際、私も竹刀を使った練習を行ったことはあるが(香川政夫氏からではない)、練習するというよりも恐怖感のほうが圧倒的に多い。
竹刀の先端は尖っているので、その先端がこちらを向いていると目に入るのではないかという恐怖感が出てくる。
通常の練習では、拳サポーターを付けるため威圧感や恐怖心はない。

また、組手の距離感を養うことは竹刀を使った練習でできるのだろうか?
組手では予備動作を見ることで相手の動きを察知できるので、相手の足や形、重心などの体の動きやスキを伺っている。
それにも関わらず、竹刀を使った組手の練習方法だと、全く違った動きとなってしまう。

つまり、竹刀を使った練習では組手の実力アップは見込めない。

空手のパワハラ問題の根幹はお互いの信頼関係がなかったこと

今回の植草歩選手と香川政夫氏とパワハラ問題の根幹は香川政夫氏の一方的な指導方法と考え方の押しつけによる、一方的な支配関係にある。

香川政夫氏は相当の空手の実力者であることは間違いない。
指導者としては、スポーツ科学に基づかない精神や独自の経験による指導方法を行っていた。
このような指導方法でも空手の実力を身につけることは可能だが、最適な方法ではない。

帝京大学の空手部の師範と生徒という二人の関係から、香川政夫氏による支配的な関係にあったため植草選手はその指導方法に従うしかなかったはずだ。

また、植草歩選手はテレビや雑誌などのメディアへの露出、自身のユーチューブによる動画配信、数多くの格闘家とのコラボなどから、空手という世界を飛び出して多くの情報や考え方を身に着けたはずだ。

これまでの古い指導方法を行っている香川政夫氏
空手以外の世界と新しい情報を取り入れている植草歩選手

この二人の間で相互理解がなかったため植草歩選手によるパワハラ問題の告発に至ったのだろう。







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