空手の上達方法

空手で強くなるためのオススメの約束組手の10個のメニュー

2017年11月15日

大人から空手を習い始めた人は、練習量が不足したり体力が続かなかったりとなかなか組手が上達しません。

同じ内容で練習している小学生や中学生はメキメキと組手が上手くなっているけど、オジサンたちの成長度合いはゆっくりなので、いつもの間にかまったく歯が立たない。そんなこともありますよね。

残念ながら大人から空手を始めた人にとって、組手を上達することは至難の業なのです!

じゃあ大人から空手を習ったのではおそすぎる!もう強く慣れないのですか?なんて心配するかもしれませんが、実は正しい方法で練習すれば大人から空手を始めた人でも組手が強くなる方法があります。大人が空手で強くなるためには、成長著しい子供たちと同じ練習をしてはダメなんです。

大人にとって空手をレベルアップするための近道は「約束組手」なんです。約束組手をしっかりと練習していればスムーズに空手がレベルアップします。まだ、そちらの記事を読んでいない人はぜひ読んで下さい。

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そこで今回は大人が枯れての技術向上のための具体的な約束組手のメニューをご紹介します。基本から応用、投げや捕りなど多種多様な約束組手のメニューがあります。

参考にして相手を見つけて練習してください。


約束組手をする前に超大切なこと!

約束組手は決まった攻撃を決まった方法で受けて返すという練習方法です。相手の攻撃方法を知っているので、安心して攻撃を受けることができます。

しかし、攻撃内容がわかっていることが逆効果になって集中力が欠けたり、キメのない攻撃をしてしまったりします。これでは練習効果も低くなってしまいます。

約束組手をする前の大前提として大切なことを3つ説明します。

相手の懐にしっかりと踏み込む

約束組手では相手の懐にしっかり踏み込んでください。

攻撃を受ける側にとって、踏み込みの浅い攻撃をどれだけたくさん受けても実は練習にはなりません。間合いが遠く当たらない攻撃を受ける必要がないからです。

空手の受けはギリギリまで攻撃を引き寄せて行います。間合いが遠かったら、引き寄せることもできません。

相手に当てるつもりで攻撃する

約束組手は相手に当てるつもりで攻撃してください。相手を気遣って、間合いが遠かったり、力が弱かったりすると相手にとっての練習になりません。

当てるか当てられるかのギリギリの緊張感で練習したほうが、上達も違ってきます。

約束組手のおすすめメニュー

これから紹介する約束組手のメニューは黒帯以上が対象になります。黒帯を捕っていない人は、もっとイージーな基本の約束組手でしっかりと練習してください。

約束組手のポイントは脱力して対処することです。ガチガチに体を固めるのではなく、相手の力を受け流す・いなす・捌くようにして対応してください。

上段追突き→鶴頭受け・逆突き

通常であれば上段追突きに対しては、上段揚げ受けで受けることが多いですが、鶴頭受けで受けてください。

上段受けでは相手の攻撃をガチッと受け止めますが。鶴頭受けの場合は、相手の攻撃を受け流す事ができます。攻撃を受け止めないので、タイミングを掴むことができれば、どんなに強力な攻撃でも受けることができます。

鶴頭受けで受けるためには、手首のスナップが重要です。腕に力を入れずに手を開いた開手の状態で受けることで、力を使わないスムーズな受けが完成します。

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上段追突き→外受け・受返・追い突き

抜塞大の始めの受返しを応用した約束組手です。

相手の右の追い突きに対して、左足を下げて左手で外受けをします。受けた直後に右手で受返をして、突きを完全に体の外へ流します。返しは相手の脇腹に逆突きを行います。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:右足を踏み込んで、右手で追突き

受け側:

  1. 左足を下げて左足で外受け
  2. 受けた直後に右手で内受け

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受け返された攻撃側は、体のバランスを崩すことになります。この技をさらに応用すれば、受返の時に掛け受け気味にすることで相手の腕を取ることもできます。

中段追突き→底掌受け・逆突き

中段突きに対しては外受けか内受けを使うことが多いと思いますが、実は中段突きに対しては底掌受けが最も有効的です。

外受けや内受けは肘を曲げて体の近くで相手の攻撃を受けます。体の回転力をうまく使わないと、相手の突きのパワーに負けることがあります。。

一方で、底掌受けは手を伸ばして受けるので、体の前の方で受けることができます。相手の腕が伸びて体重が乗る前に受けることができるので、小さな力で受けることができます。

受ける時のポイントは、底掌で相手の拳を下に落とすこと。上から下に落とすようなイメージで腕の重さをしっかりと相手の突いた腕に乗せることで投げ技に転じることもできます。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:右足を踏み込んで、右手で中段追突き

受け側:右足を引いて、左手で底掌受け

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中段前蹴り→下段払い・投げ/崩し

前蹴りに対し下段払いで受けることは約束組手の基本中の基本です。相手の右足の前蹴りを左腕で下段払いすることがありますが、この方法は力の方向に逆らっている受け方であって、非効率な受け方です。

正しくは右の中段前蹴りを左の腕受けるのではなく、上の図のように右手で受けてください。右足の前蹴りの力の方向には体の外側から内側への芳香成分が含まれています。この方向に逆らうことなく、そのまま外側に流してください。下段払で受けるときには、相手の攻撃線上から体を外す必要があります。

受けた後は、相手の足を絡め取るようにして右腕に足をのせて相手に向かって前進すれば、自然に相手を投げることができます。

また、下段払いの時に手首を曲げておけば相手のカカトをキャッチすることができます。キャッチした足をそのまま後ろに引けば、相手を崩すことができます。

蹴りは片足立ちになるので不安定です。受け側はその不安定な状態を上手く利用して投げれるように練習しましょう。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:右足で中段前蹴り

受け側:

  1. 体を左に移動
  2.  右腕で相手の足を下段払い
    • 投げの場合
      1. 相手の右足を自分の右腕に巻き込むように乗せる
      2. 右足を一歩前に出して、相手に足を返すように押す
    • 崩しの場合
      1. 下段払いのとき、右手首を曲げて相手のカカトを手のひに乗せる
      2. 体を引いて相手を引き込む

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中段前蹴り→外受け・逆突き

右足の中段前蹴りを左手を使って外受けを行います。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:右足で中段前蹴り

受け側:

  1. 左前に踏み込む
  2. 左腕で外受け
  3. 右手で逆突き

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受ける時には、前に出ながら相手の攻撃線上から外れるようにして外側に回ります。
受けている腕を軸に体を外旋するように受けることで、相手の背後に回ることができます。

ポイントは相手の前蹴りに対して必要最小限だけを動くようにすることです。

中段前蹴り→すくい受け・逆突き

中段前蹴りは、すくい受けで受けることができます。

すくい受けでは腕の内側の柔らかい部分を使って受けます。
腕全体を使うことで、相手の重い蹴りでもしっかりと受けることができます。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:左足で前蹴り

受け側:

  1. 右足を右斜め前に踏み込み、相手の側面に移動
  2. 右腕の内側を使って、相手の前蹴りをすくい受け

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回し蹴り→下段払い・逆突き/崩し

回し蹴りは豪快で威力のある技である一方、受けや捌きにとっても弱い技です。回し蹴りはスピン成分があるので、回転方向をなぞるようなに受ければ簡単に威力を無力化できます。

回し蹴りは前蹴りの受け方を応用すれば受けることができます。右足の回し蹴りを右手で下段払いを使って受けてください。

前蹴りと同じように蹴り足をキャッチすることも、投技に転じることもできます。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:右足で中段回し蹴り

受け側:

  1. 右足を引き右手で下段払い
    • 逆突きの場合
      1. 相手の足を下に払うようにして、左手で逆突き
    • 投げの場合
      1. 下段払いのときに、右手首を曲げて相手のカカトを手のひらに乗せる
      2. 体を引いて相手を引き込む

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回し蹴り→底掌受け・追い突き

蹴りが完成する前に受けるための約束組手です。
蹴りが完成する前であれば足に力が入っていないので、簡単に受けることができます。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:右足で中段回し蹴り

受け側:

  1. 蹴りが出るタイミングを見極めて、左足を相手に踏み込む
  2. 左内ももを底掌受け
  3. 右手で上段逆突き

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蹴るために右足が上がった瞬間に受け手が右足を相手に差し込んで間合いを一気に詰めます。
間合いを詰めがながら、左手で相手の右足の内ももを底掌で受けます。
受けながら、右手で相手の上段に突きを入れます。

受けと突きを同時に出すことがポイント。

この約束組手によって、蹴りが完成する前に受けながら突くことを学ぶことができます。

 

タイミングはこちらの動作を参考にしてください。




上段上段連突き→外受け・内受け・追い突き/投げ/崩し

攻め側は左足を前に出して構えて、左手で上段突き、右手で中段突きを行ってください。
それに対して受け側は、左足を前に出した状態で構えて、右手で払うように外受けをして、同じ左手で内受けをします。

受け側は左手のみで受けることになります。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:

  1. 右足を踏み込んで右上段突き
  2. さらに一歩踏み込んで左上段突き

受け側:

  1. 右足を引き右手で外受け
  2. 受けた右手で相手の上段突きを内受け
    • 突きの場合
      1. 相手の脇腹に追突き
    • 投げの場合
      1. 内受けの状態を保ったまま、右足を踏み込み前に出る
    • 崩しの場合
      1. 内受けを掛け受けのようにして、相手の左手首に掛ける
      2. 自分の背後に引き回すようにして相手の手首を下げる

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連突きを受ける場合は、無駄な動きを省いて小さな動きで受ける必要があります。

抜塞大の始めの手首の動きを使えば、そのまま相手を投げることもできます。

拳を握っていると力が入ってしまうので、開手で受けると良いです。

上段中段中段三連突き→揚げ受け・外受け・下段払い・逆突き

組手で三連突きを行うことは滅多にありませんが、連突きに対応できるように体を作っておくことが必要です。

[box class="green_box" title="やり方"]

攻め側:

  1. 右足を踏み込んで右上段突き
  2. さらに一歩踏み込んで左中段段突き
  3. その場で中段突き

受け側:

  1. 左足を引いて、右手で揚げ受け
  2. 右手で外受け
  3. 右手で下段払い
  4. 左手で逆突き

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短い距離で技の極めが出せるように下半身のひねりと引き手を意識してください。

腕の使い方は拳の位置は固定して肘の内側を動かしてください。

この練習で、無駄を落としたスピーディーな受けを身につけることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

大人のための練習方法として約束組手のおすすめのメニューをご紹介しました。

[box class="glay_box" title="約束組手のおすすめメニュー"]

  1. 上段追突き→鶴頭受け・逆突き
  2. 上段追突き→外受け・受返・追い突き
  3. 中段追突き→底掌受け・逆突き
  4. 中段追突き→下段払い・投げ/崩し
  5. 中段前蹴り→外受け・逆突き
  6. 中段前蹴り→すくい受け・逆突き
  7. 回し蹴り→下段払い・逆突き/投げ
  8. 回し蹴り→底掌受け・追い突き
  9. 上段中段連突き→外受け・内受け・逆突き/投げ
  10. 上段中段中段三連突き→揚げ受け・外受け・下段払い・逆突き

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約束組手の練習メニューを文字だけで伝えることはとても困難ですが、概要は掴めたと思います。

どうしてもわからない方はお気軽にご連絡ください。

 

約束組手が出来るようになれば、極めの作り方・間合いのとり方・力の使い方など実践にかなり近いことを学ぶことができます。

組手の練習の際には取り入れてくださいね。

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