相手の間合いに簡単に入ることができる空手の膝抜きの方法

空手の上達方法

まさに縮地!遠い間合いから相手の懐に踏み込むことができる空手の膝抜きの方法

2019年1月6日

縮地って知っていますか?るろうに剣心に登場する瀬田宗次郎が使った技です。

「縮地」の画像検索結果

超神速で移動するので、地面が縮んだようにみえるようです。

実はこの縮地を空手でも使うことができるのです。地面が縮んだようになるなんてことはありませんが、間合いをグッと詰める方法があります。

その秘密は「膝抜き」です。格闘技経験者なら一度は耳にしたことがあると思います。空手の膝抜きを使えば、相手の間合いに簡単に入る事ができます。空手では間合いがとても大切で、間合いを制することができれば試合も有利に進めることができます。

膝抜きを使うことができる人は少ないです。しかし、膝抜きをしっかりと練習すれば誰でも使うことができるようになります。膝抜きを身につけることができれば、自分の間合いを10センチ伸ばすことができます。

それではさっそく膝抜きの方法をご紹介します、

膝抜きの効果

膝抜きには様々な効果があるのでご紹介します。

ノーモーションで移動することができる

膝抜きを使えば、移動のときの予備動作がなくなりノーモーションで移動することができます
頭が上下したり、体が浮くことがなくなります。
相手は動きを読むことができなくなるので、簡単に間合いに入ることができます。

筋肉に頼らない移動ができる

膝抜きは地面を蹴るのではなく、重力を利用します。
筋肉を使わないので、スタミナの消耗することはありません。

技が伸びて、遠くの相手にも攻撃が当たる

膝抜きを使えば脱力状態になり、攻撃に伸びが生まれます。

いつもは届かない距離からでも攻撃を当てることができるようになり試合を有利に運ぶことができるようになります、

膝抜きのやり方

膝抜きを使うメリットについて理解できたと思うので、次は実際に膝抜きのやり方を説明します。

前足の膝をガクッと脱力させる

膝抜きの最大のポイントは前足の膝をガクッと落とすことです、
これができるかできないかで、膝抜きの成功するかどうかが決まります、

膝の高さを1mmも上に上げてはいけません。
構えたときの前足の膝の位置から下に落としてください。

なれないうちは自分から倒れ込むように感じるので、恐怖心が出てきます。
どうしても恐怖心が出てしまう場合には、マットの上で練習するようにしましょう。

重心を前方に落とす

膝をガクッとさせると同時に重心を前に落とします。
真下ではなく少しだけ前に落とすことがポイントです。

重心を前に落とすことで、前に進む推進力に繋がります。

腰を使って骨盤を前にグイッと押し出すようにすればうまくいきます。

前足はすばやく前に出す

膝をガクッと落とすとそのままでは、膝を地面に打ってしまいます。
そうならないように、前足をすばやく前方に出して、着地しましょう。

足の裏全体を地面の上を滑らせるような意識でスライドさせるとうまくできます。

後ろ足で重心を前に押し出す

重心が前方に落ちているので、体が前に出やすい状態になっています。
この力を利用して、後ろ足で重心を前に押し出すようにしてください。
少ない力で体を前に出すことができます。

後ろ足で押すときに、飛び跳ねるようにしてはダメです。
飛び跳ねると、頭が上下して予備動作が発生して、相手に動きを悟られてしまいます。

体を前にスライドさせることを意識しましょう。

膝抜きを使えば、少ない力で間合いを一気に詰めることができます

いかがだったでしょうか?

膝抜きを使えば、少ない力で通常よりも大きく踏み込む事ができます。
いままでは届かなかった相手にも、膝抜きを使えば、攻撃を当てることができるようになります。

膝抜きを初めて練習するときは、前にたおれるような感覚になるので怖いと感じるかもしれません。
しかし、練習をすれば必ずできるようになります。

早速練習をして身につけましょう!

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