空手を始めようと思って空手道場を検索してみると、意外とたくさんの道場があることに気が付きます。
どの空手道場がいいか迷ってしまいますよね。
フルコンタクト系にするか伝統系にするか?練習量や指導員は?そもそも雰囲気は合うのか?
調べれば調べるほど迷います。
この記事では空手道場選びに迷っているあなたに向けて、空手道場の選び方は伝授します。
自分が空手を習う
子供に空手を習わせる
こんな方のお悩みを解決できる内容になっているので、ぜひ読んでみてください。
空手の種類を知る
空手には大きく分けて2つあります。
- 直接攻撃を当てるフルコンタクト系空手
- 攻撃を当てないノンコンタクト空手
フルコンタクト空手はK-1やボクシングのように相手を攻撃する空手です。正道会館、極真会館などが有名です。
ノンコンタクト空手は、オリンピック競技にも採用されたスピードが魅力の空手です。全日本空手道連盟や日本空手協会があります。ノンコンタクト空手にはたくさんの流派があり、中でも糸東流、剛柔流、和道流、松濤館流は4大流派と呼ばれています。
フルコンタクト空手の特徴
フルコンタクト空手の特徴はとにかく組手が多いです。
基本的な立ち方と技を学んだら、あとはひたすら組手という空手道場もあります。組手の攻防の中で技や間合いを覚えていくようです。
組手が中心なので、やはり生傷や打撲の可能性はあります。しかし、スパーリングという楽しさがあるので、組手の傷は気になりません。ストレス発散にもなるのでとても楽しいです。
ノンコンタクト空手の特徴
ノンコンタクト空手は伝統空手とも呼ばれます。動きや技の綺麗さと正確さを求めるので基本練習が多い傾向があります。
何度も同じ練習を繰り返すので、空手を習ったばかりの頃はどうしても飽きてしまう場合があります。
基本練習の他には組手練習と型の練習があります。寸止めといえども、組手では相手に当たることがよくあります。そのため組手では手に拳サポーターと呼ばれる防具をつけて練習することが通常です。型は仮想の敵に対して決まった攻防を行います。技の正確さと力強さが求められます。
基本を大切にして、日本古来の空手を学びたい方にはノンコンタクト空手がおすすめです。
空手道場のオススメの選び方
空手を習わせたり、習う理由には人それぞれです。
- 強くなって自身をつけたい
- 礼儀作法を身に着けたい
- ストレス発散したい
- かっこよさそう
- 健康や美容のため
空手を習う目的をしっかりと理解することが空手道場選びのポイントです。
空手で強くなって自身をつけたい
フルコン系も伝統系のどちらの空手でも強くなることができます。
伝統空手は基本練習が多いので、すぐに強くなったという実感が欲しい人はフルコン系の空手をオススメします。フルコン系では組手をたくさんするの半年後にはかなり鍛えることができます。
一方で、強くなりたいという人がたくさん所属しているので迫力や気迫で圧倒されてないようにしてください。
礼儀作法を身に着けたい
礼儀作法を身に着けたい場合は、ノンコンタクトの伝統空手を選びましょう。
伝統空手は正座、黙想、礼を重要視します。必ず練習の前には礼をするし、道場の出入りのとき、人にあったときなどに挨拶をすることを厳しく指導してくれます。
ストレス発散したい
ストレスを発散したい場合は、フルコンタクト系の空手を選びましょう。
フルコンタクト系の空手は組手の他にもミット打ちの練習をたくさんします。ミットを強く突くことができ、バシッ!と大きな音が出たときは気持ちがスッキリします。
組手もたくさん行うので、負けても買ってもたくさん汗を流すのでストレス発散すること間違いありません。
かっこよさそう
かっこよさを求めるなら伝統空手をオススメします。
伝統空手は基本動作を大切にするので、技のキレやスピードを求められます。空手を習いたての頃は未熟でも、少しづつできるようになるとかっこいい突きや蹴りができるようになります。
型の練習もするので、空手の一連の動きも身につけることができます。
健康や美容のため
健康や美容を目的にするなら、伝統空手を選びましょう。
フルコンタクト空手は厳しい練習が多く、空手を習うための強い意志が必要になってきます。健康や美容のために汗をかくことを目的にするならそのような負荷の高い練習ではなく、基本からしっかりを身につける伝統空手をオススメします。
空手道場見学でチェックするポイント
空手を習う目的によって、空手道場選びが変わってくることが理解できたと思います。
実際に入門する前には空手道場の雰囲気を知るために見学をしてください。空手道場見学の際のチェックするポイントをご紹介します。
通える場所にあるか
空手道場は通いやすい場所に立地していると便利です。
空手の練習は18時から21時の時間帯で実施していることが多いので、家から遠い空手道場だと通うことに時間がかかってしまいます。
子供を習わせる場合などは送り迎えが必要になってくるので負担も多いはず。家から近い道場を選びましょう。
月謝や練習回数は?
空手を習うためには毎月の月謝が必要です。月謝と練習回数のバランスを見て、家計に負担のない範囲で道場を選びましょう。
練習回数は大人であれば週に2回、子供であれば週に3回の稽古時間を確保したいです。
また、フルコンタクト系の空手道場はノンコンタクト空手(伝統空手)よりも高額な場合が多いです。
指導員は?
空手を教えてくれる指導員もチェックしてください。
空手の技術があるのか?口ばっかりではないか。など実力のある指導員がいれば、空手の上達も早いです。
練習は盛り上げっているか?
練習中にシーンと静かになっているのではなく、みんなが声を出して盛り上がっているる道場がいいです。
練習中スタミナがキレて辛い時もあります。そんなときに声をだすと力がよみがえるので、しっかりと声が出ている道場ではレベルアップも時間はかかりません。
生徒数は?
生徒数が少なすぎる道場は避けましょう。
生徒が集まっていないのはなにか理由があるはず。練習がつまらない。指導員が悪い。など多くの問題を抱えていることがあります。最低でも10人程度の練習性が所属している道場がいいですね。
伝統空手のほうが生徒数が少ないという傾向があります。
自分にあった空手道場を見つけよう
空手はすぐに身につくものではなく、長い時間が必要です。長く空手を続けるためにも、自分の目的にあった空手道場を選ぶことは大切です。
空手を習っていく中で、同じ道場の生徒とすぐに仲良くなるので新しい出会いや交友が広がります。
よい空手道場を選んで空手を始めてみてください。