空手にはたくさんの流派があります。
大きく分けると寸止めを基本とする「伝統派空手」と当てることを基本とする「フルコンタクト空手」
この内、2020年東京オリンピックの競技に採用されたのは「伝統派空手」です。
ここで伝統派空手の流派とその特徴をまとめました。
伝統派空手の四大流派とは?
伝統派空手には四大流派と呼ばれる大きな流派があります。
伝統派空手を習っている人は、この4つの流派のどれかに属します。
松濤館流
- 間合いが遠い
- 対武器を想定している型がある
- 攻撃・受けの動作が大きくダイナミックで力強い
- 体全体を大きく使う
- 全世界に広がり世界で一番多く人々に学ばれている
- 腰の高さが四大流派で一番低い
- 慈恩(ジオン)
- 観空大・観空小
- 五十四歩大・五十四歩小
- 二十四歩
- 燕飛(エンピ)
- 雲手(ウンス)
- 荘鎮(ソウチン)
- 王冠(ワンカン)
日本空手協会は松濤館流の空手を行っています。
関連記事:日本空手協会と全日本空手道連盟の組手の微妙なルールの違いを解説
日本空手協会の中達也氏も語るように、松濤館流空手の特徴は動きがダイナミックで力強く直線的。
和道流
- 柔術から発展したので、投技や足技が多い
- 円を意識した丸みのある動き
- 攻防一体となった技がある(突っ込み・流し突きなど)
- 相手の力を利用する
- ナイハンチ
- セイシャン
- クーシャンクー
- チントー
- 公相君
- ワンシュウ
和道流は柔術を源流としているので、受け方がとても多様です。
動画にもあるように相手の攻撃に対して、「流す」「乗る」「いなす」などがある。
糸東流
- 空手以外にも棒術を取り入れる
- 型と組み手を体系的に結び付けている
- 精神教育に重点を置く
- 実践的な肉体鍛錬に重きを置いている
- 投技や逆技がある
- ナイファンチン
- 抜塞(バッサイ)
- 十三(セーサン)
- シソーチン
- 二十八歩(ニーパイポ)
- アーナン
- クルルンファ
- 壱百零八(スーパリンペイ)
剛柔流
- 守りを基本としている
- 払いや受けに強みがある
- 近い間合いを想定していて、短い技が多い
- 受け技で構成される型
- 撃砕(ゲキサイ)
- 三戦(サンチン)
- 転掌(テンショウ)
- セイパイ
- クルルンファー
- サンセイルー
まとめ
いかがだったでしょうか?
空手を習い始めたばかりの頃は、空手の流派を気にすることもなかったと思います。
少しづつ型を覚えたり、試合を見に行ったりすると他の道場との違いが気になりますよね。
今回は空手の四大流派についてご紹介しました。
- 松濤館流
- 和道流
- 糸東流
- 剛柔流
それぞれの特徴を踏まえて、その流派の空手を練習してくださいね。
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