空手歴が長くなってくると、空手の練習は一人で考えて行うことが多くなってきます。
自分一人で練習をしていると、何をどうやって進めて行けばいいのかわからなくなることってありますよね?
どんな練習をすればいいのか?自分はレベルアップしているのか?
そんな気持ちを常に抱いて練習をしていると、空手の練習そのものが嫌になることもあります。
僕もそういった経験があります。
毎日惰性で練習をしているような気もするし、型も自分流になってしまうし、何が正しいのかわからなくなってしまったことがありました。
そんなときに役に立ったのが、日本空手協会の中達也師範のYouTube動画でした。
中達也師範が技の解説と実際の動きをしてくれるので、練習の参考になりました。
今回は空手の練習に行き詰まったベテラン空手家に役立つ中達也のYouTube動画の紹介と見どころを解説します。
中達也ってどんな人?
中達也について知らない人もいると思うので、まずは中達也について説明します。
- 名前:中達也(@jkatatsuyanaka)
- 生年月日:1964年5月29日
- 段位:日本空手協会七段
- 所属:日本空手協会 総本部師範
- 出身:目黒高校→拓殖大学→日本空手協会
- 戦績:
- 日本空手協会 第35回全国大会個人組手 優勝
- 日本空手協会 第43回全国大会個人組手 第三位
- 日本空手協会 第4回松濤杯世界大会個人組手 第三位
見た目は渋めのイケメンです。女性からの圧倒的な人気があります。
全国大会の個人組手の優勝経験があるという驚愕の実力です。
特に日本空手協会の組手はメンホーなし、拳サポーターなしの素面&素手の恐ろしいルールで組手が行われるので、試合中の緊張感は防具ありのものと比較できないほど。
私自身も日本空手協会の全国大会の組手に出場したことがありますが、試合中は恐怖がまったくなかったということはありません。
中達也の組手動画
参考までに中達也の組手動画をご紹介します。
中達也の動画はなぜ役に立つのか?見どころは?
中達也師範の動画がどうして空手家の練習の参考になるのでしょうか?
その理由は次の2つです。
- 型の応用方法がわかる
- 中達也師範の動きをお手本として見ることができる
それぞれについて説明していきますね。
型の応用方法がわかる
中達也師範の練習方法は型の分解をベースに行われています。
平安二段の受けの意味とその応用方法。慈恩の動きと体捌きの意味などなどをレベル別に分けて詳しく説明してくれています。
レベル別というのは、一つの技の解釈レベルを変えて、受け・流し・崩しなど幅広い技として説明してくれています。
こちらの動画を見てください。
平安初段の前半で鉄槌での受け落としがあります。
その技を受けに使うだけでなく、相手の崩しにも使えると解説しています。
この動画はほんの一例ですが、中達也師範の動画ではこういった型の使い方を多くのバリエーションで説明してくれているので、練習時に参考になります。
中達也師範が松濤館流ということで分解対象の型は松濤館流に限られますが、他流派の方でも学ぶ点はたくさんあります。
中達也師範の動きをお手本として見ることができる
もう一つのおすすめポイントは中達也師範が動いてくれるのでお手本にすることができることです。
百聞は一見にしかずと言われるように、どんなに口で説明されて見るのと聞くのとでは理解度が違います。
格闘技コーナーで空手の教本を見ても全然理解できないのは、動きを映像として見ることができないから。
そういった意味では、中達也師範の動画は最高に参考になる教則動画です。
中達也師範の動画はたくさんありますが、こちらの動画を見てください。
中達也師範が突きを出すたびに、帯が激しく動いているのがわかりますよね?
中師範はなんとなく突いている突きに見えますが、腰のキレが尋常じゃないということがわかると思います。
完全な脱力状態から腰のキレを極限まで高めることで、起こりのない突きが生まれるということが理解できるはずです。
これはほんの一例ですが、中達也師範の動画はお手本として最高レベルに役に立つ事がわかります。
中達也のおすすめの動画
中達也師範はYouTubeで積極的に動画を公開しています。
中でも役に立つのが、講習会での映像です。中達也師範自らが動きの解説と応用の方法を紹介してくれています。
もちろんここで紹介した動画以外にも役に立つ動画はかなりたくさんあります。積極的に動画の更新も行っているので、こまめにチェックするといいでしょう。
私自身も練習内容を考えたり、空手の動きを確認したいときには何度も動画を見返します。
何度も練習していた型が動画を見ることで一つ一つの技の奥深さと応用の可能性に驚かされるばかりです。
空手の練習の際には是非参考にしてみましょう!